学歴コンプレックスに気づいたことと、それ以上に大事なこと

猫カフェのあとの、カフェでのおしゃべり。

最近の私、無意識のうちの学歴コンプレックスがむくむくと出てきていることに気がついたこと。

きっかけは、少し前にさせていただいた文藝春秋の論点100

のお仕事で、他の執筆者のプロフィールを見ていたら、一部の芸能枠や特殊枠などを除き、東大・京大・早稲田・慶応・一橋といった蒼々たる大学の出身者だらけだったこと。
評論家や研究家のお仕事って伝統的に、高級官僚や新聞社や出版社の勤務を経て、大学教授か、フリーで執筆活動していくなかで特定の専門性を発揮してなるケースが多いから、東京の一流大学出身の評論家が多いのも無理はないんですけどね。

考えようによっては、そんなえらい大学を出てなくてもこうしたムック誌に参加させていただいた私自身を褒めてもいいような気もしたが、こうして自分に「学歴コンプレックス」があるということに気がついただけで、問題解決できそうな気がする。

そもそも、私が講演や出演のお仕事によばれるのも、「学者にはない、現場をたくさん見てきた視点をお願いします」ということだから、現場の経験は人一倍必要だし、その経験から分析ができる知識は重要だけど、必ずしも学歴が必要というわけでもない。

そして、もう一つの発見。

仕事の幅を広げることや、祭りに関する系統的な知識をまとめる目的で、大学院への進学を本気で考えていた時期があった。

ただ、40代以上で、大学院に入り直すなど、学歴をつむ以上に大事なこと。

健康。

がんばって学歴をつんでいったところで、健康を損ねてしまったり、時間やお金を本質的なこと以外に費やしたりしたら、別の若くて健康な人のところへ仕事が行ってしまう。

私の学部時代の先輩を見ていて痛感したけど、大学院って「学歴をつんで仕事を有利に運ぼうとする」だけなら、時間的・精神的な消耗が激しくて割に合わないですからね。(← その当時の先輩がこれを読んでいたら、間違いなく「お前が言うな!」とツッコむだろうけど)
その分野を究めるのが好きで好きで仕方がないオタクみたいな人はいいけど。

大病や事故など、健康を実際に損ねてから健康のありがたみを知る人が多いので、まだ大きな病気をする前に気がつけてありがたかったです。
健康と仕事のバランスいい活動を目指していかなければと気がついた昼下がりでした。

(100日ブログの会 11日目/100)

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