祭りの傾向2016年版(news every.にコメント出演)

本日は日テレ系の夕方のニュース番組「news every.」から最近のお祭りの傾向について、コメントを求められました。
移動中だったので放送は見られませんでしたが、このようなことをお話させていただきました。

 1.露店の中止や規模縮小
 2.人手不足・規制強化による規模縮小
 3.規制強化の流れをどう食い止めるか

1.露店の中止や規模縮小は全国的に所々で見られます。
みたままつりの他、姫路のゆかた祭りでも露店の規模縮小があります。が、トラブルのためだけとは限りません。福知山花火大会で火災事故があったように、安全対策のためというのもあります。

2.人手不足、寄付金不足に加え、トラブル後の規制強化が見られ、対策のために規模縮小や中止に追い込まれていく祭りが増えた。
そうでなくても祭りが規制で整えられ、ハレの楽しさがケの論理に巻き込まれ、結果的にハレの日のワクワク感が少なくなった。たとえば、青森ねぶたのカラス跳ね人規制や時間短縮など。

3.必要以上の規制はできるだけ早めに緩和する。
安全確保のために必要最小限の規制は必要ですが、祭りの事故はある意味自己責任というところもあるので、必要以上に規制でがんじがらめにしたら、祭りの楽しさや意味が激減してしまいます。
また、長期的には、住民に祭りの必要性を理解してもらい、必要以上に祭りの規制を強化させないためにも、祭りの楽しさを子どもたちにも伝え、祭りに協力したくなる子どもを増やすことが大切だと思います。
先日の「岸和田の青年団」のようにならないためにも、次世代(子供会段階など)向けのだんじり体験会など、祭りの楽しさを伝えていく活動がますます重要になります。

余談ですが今日は、東北夏祭りを見に行くべく移動中。東京新宿までは青春18トラベラー、そこから盛岡まで夜行バスの旅。
コメント依頼のメールは、列車内でスマホからいただき、途中の乗換駅である豊橋で電話取材に応じました。スマホの威力に感謝です。

さらば、豊橋!

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