元日の祭りが意外と少ない理由とは?

お正月、とくに元日といえば今の日本の法律ではれっきとした「祝日」ですし、何となくお正月それ自体がお祭りのような雰囲気ありますよね。

でも、お正月にやる祭りって何があると言われて、テレビで元旦に放送されるワイドショーの拡大版みたいな番組で中継される「お正月の風物詩」的な獅子舞や神楽などは別として、即答できる人って意外と少ないかと思います。

青森県東通村の「能舞」とか、福島県三春町の「西方水かけまつり」とか、三重県尾鷲市の「尾鷲九木浦の正月行事(ニラクラ祭)」とか、元日開催の祭りもあることにはあるのですが、有名かつ大規模なものは、なかなか思い浮かばないのではないでしょうか。

その理由を二つ、考えてみました。
あくまでも私の「想像・妄想・憶測」ではありますが。

1.特に元日は初詣の対応で忙しく、祭りどころではない
ほとんどの神社では一年でもっとも忙しく、かつ収入が多くなるのは「元日の初詣」ではないでしょうか。

初詣といえばどんな規模の神社でも縁起物の授与(販売)に忙しく巫女さんのバイトを募集する神社も多いですし、場内整理や警備や清掃などで人出をとられます。よほど元日にゆかりのある祭りがある地域ならともかく、通常はやるべきことが多すぎて、祭りどころではないですね。

2.実は目に見えないところで、重要な神事が行われている
確かに三社祭や天神祭のように我々が目に見える大きな祭り、元日にはほとんど行われてないです。でも実は、目に見えない、つまり神職や関係者のみで執り行われる重要な神事が、元日に宮中や多くの神社で行われているのです。
それが、歳旦祭(さいたんさい)や、元日祭と呼ばれている神事です。

気になる方はぜひぐぐってみてください。

※サムネイル写真はイメージであり、記事内容とは関係ありません。

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