「江北駅」へ駅名改称 ◎◎◎◎駅が来年秋にも

鉄道交通の要衝である、肥前山口駅が、町議会の決議で「江北駅」へ駅名改称を求めていくとのこと。
JR九州がウンと言わなければ駅名改称にはならないが、ある程度の額(数億単位?)をJRに支払えば変更は可能だろう。

杵島郡江北町議会は17日、JR肥前山口駅の駅名を「江北駅」に改称するための関連費を含む2021年度一般会計当初予算案を賛成多数で可決した。町は3月中にJR九州と駅名改称に関する協定を結ぶ予定で、22年秋にも改称される見通しになった。駅名の存続を求めていた住民有志は「思いを受け取ってもらえなかった」と残念がり、今後の対応を検討している。

 町は知名度アップや22年に町制70周年を迎えることを理由に、22年秋ごろに予定される九州新幹線長崎ルートの暫定開業に合わせた駅名改称を目指している。

引用元:肥前山口駅の駅名改称へ 来年秋にも「江北駅」へ 江北町議会、新年度予算案可決(佐賀新聞/Yahoo!ニュース)

ヤフーニュース見てびっくりしたのは、「え、なんでわざわざそんな損なことするの?」であった。

古くはブルートレイン「さくら」の長崎行きと佐世保行きがこの駅で分割併合する、最近まで特急「かもめ」と「みどり」「ハウステンボス」が分割併合する駅として、さらには関口知宏氏がNHKBSプレミアムで「列島縦断 鉄道12000km 最長片道切符の旅」を成し遂げたときの、終着駅がここ肥前山口だ。

肥前山口駅の場所はここ。

「江北町」と聞いてピンとくるのはおそらく佐賀県の近隣住民だろうけど(私もこのニュースがあるまで知らなかった)、肥前山口駅といえば福岡から長崎県までの特急かもめ・みどりのユーザーだけでなく、ちょっと鉄道に詳しい人なら全国的にほぼ誰でも知られている駅。
だから、ヤフコメでも地元民だけでなく、全国からコメントが寄せられていたようである。

知名度が全国的にあるほうから、ないほうへの名称変更なので、吉と出るか凶と出るかは、はっきりいって博打だと思う。
そういった意味で、小郡を新山口駅に、上井を倉吉駅に、麻里布を岩国駅に(当時の岩国駅は現在の西岩国駅)、尻内を八戸駅(当時の八戸駅は現在の本八戸駅)にしたのとは訳が違う。

乗換アプリで「肥前山口」が出てこなくなるわけだし、「江北駅」で検索すると、東京都の「日暮里舎人ライナー」の駅がヒットする(笑)。

乗換アプリは出発と到着を、面(地図)や線(紙の時刻表)ではなく、点で捉えるだけに、地理が頭に入ってないと間違いに気がつきにくいという特色を持つ。
少し前の東京でのイベントで、「青海」を「青梅」と間違えて山の中へ連れて行かれた人が続出したのは、乗換アプリがもたらした有名な悲劇。

交通の要衝という全国的なイメージを捨て去るわけだから、「江北町」が全国的に知れ渡るオンリーワンの名物を考える必要が出てくるように思う。でないと、駅名変更をきっかけに、うまくいけば江北町が全国的に知られるが、逆に忘れ去られてしまうかもしれません。
肥前なんとか駅でいえば、「沼の住人」である私にとって、肥前鹿島駅とか肥前七浦駅のほうがなじみがあります(ガタリンピックの最寄り駅だから・笑)。

高輪ゲートウエイ駅のときみたいに、駅名が賛成反対入り乱れて大きな話題になることで全国的に知られるというアクロバットな手法はあるけど、まさかそんなことをやりはしないですよね?

(100日ブログの会 第6期 46日目/100)

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