キングコング西野氏「引退」から考える「肩書きのつけ方」

キングコング西野氏が「お笑い芸人」を引退して「絵本作家」となったそうな。

詳しいことは彼の公式ブログの記事をみていただくとして、肩書きのインパクトだけで売っている私のような人間にとって、思わず考えさせられる出来事だった。

ジミー大西画伯みたいに芸人活動をやめて画家一本でやっていくわけではなく、キンコン西野氏は今後も、絵本も描きながら「芸人」的な活動、漫才やコントやグルメレポートやクイズ番組出演やワイドショーのコメンテーターなどもやっていくそうです。
ただ今後、キングコング西野氏あらため西野「画伯」のライバルは、芸人ではなく絵本作家。
絵本も描きながらトークショーや旅番組出演など芸人的活動もこなす、この分野の強力なライバルとして「長谷川義史」画伯がいるが、画風や芸風が全くかぶらないので、直接的な競合関係にはならないかもしれない。

自分も、今では「お祭り評論家」という肩書きをつけて活動させていただいてますが、名刺に「お祭り評論家」なんて肩書きを示すと、100人中98人は驚かれます。インパクトの面では「つかみはOK」状態です。
一時は「お祭り研究家」と呼ばれることもあり、どちらで検索されてもいいように、ブログタイトルでは両論併記の形をとらせていただいてます。

最近でこそ「浴衣を着ていく場所」の記事が成長してきて嬉しい限りですが、私も少し前までは、最も人気あるブログ記事が「琵琶湖一周120円大回り乗車の旅」という、どこが「お祭り評論家」やねんという記事なので、この理屈だと「鉄道ライターに「転職」しろ」と言われそうで怖い。
ただ、鉄道ライターとか鉄道ジャーナリストは、すでにライバルがすごく多いレッドオーシャンの世界。そんな世界に今から新規参入しても、私が勝てる見込みなどほとんどないと思われます。セスナに乗って鉄道を空撮する「空鉄」という新しい鉄道趣味を「発明」した、写真家吉永陽一氏みたいにニッチな分野を開拓しないかぎり、今から鉄道という分野に割って入るのは難しいでしょう。

「お祭り評論家」でも「お祭り研究家」でも、世間が求めるアウトプットはあまり変わらないが、評論家と研究家で全くことなるアウトプットが求められる分野もある。

私も食べるのは好きで、体重がやばいくらいになってきているけど、だからといって「料理評論家」ではなく「料理研究家」なんて肩書きをつけたら、食べるほうではなく料理を作るはめになりかねない。

ここでまとめてみると、

1.インパクトの強さから決める
2.ライバルの多さや強さから逆算して決める
3.自分が得意なことと、世間が求めるアウトプットから逆算して決める

ほかに、肩書きの付け方はどうあるべきか。

お友達のすすめもあり7月から「かさこ塾」に行くことにしたので、きっと授業の最初のほうで肩書きをつくるワークがあるそうです。そのときに、しっかり学びたいと思います。

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