虫送りとは どんな祭り(年中行事)か?

農村特有ではあるけど、かつては全国各地で見られた年中行事、虫送り。
豊作を妨げる夏の病害虫や冷害、かつては悪霊のしわざだとされました。

松明や虫送り人形を手に、田んぼ道を練り歩き、田んぼの四隅などに松明をかかげて害虫をおびき寄せるという、「飛んで火に入る夏の虫」をまさに地で行く行事とも言えます。
最後は松明で燃やされたり川に流したりして、昇天させるというのがおもな行事内容です。

代表的な虫送り行事をいくつか動画共有でご紹介。

・丸山千枚田の虫送り(三重県熊野市紀和町)

・中山千枚田の虫送り(香川県小豆郡・小豆島)
映画『八日目の蝉』の撮影がきっかけで復活したのだとか。

・奥津軽虫と火まつり(青森県五所川原市)
こちらは農村の素朴な行事というより、かなり観光化され大規模なイベント化されたお祭りになっています。

・相内の虫送り(青森県五所川原市)
お囃子が立ちねぷたか、ねぶた囃子かというくらいアップテンポ。
最後は男たちが田んぼの泥の中に飛び込む。

戦争で多くの祭りが途絶えたり、戦後、農薬の普及、米作農業の衰退、さらには過疎化で担い手が不足したりで、全国の虫送り行事が減少しつつあります。
しかし、コロナ直前の数年は、各地で昔の行事を復活させたりする動きが見られました。コロナ禍の影響で再び祭りの維持に黄信号がともりつつあるので、注視していきたいと思います。

(100日ブログの会 7)

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