節分で「鬼は外」を言わない寺社

節分のかけ声といえば「鬼は外、福は内」ですね。

その「鬼は外」を言わないお寺や神社があります。
鬼は神様・仏様であるから鬼を外にやってはいけないという云われ、そもそも鬼がお寺に近づけないから鬼はいない、というところ(成田山など)や、鬼は仏様の慈悲によって改心されるという言い伝え(金峯山寺など)から、一部の寺社では節分行事のときに「鬼は外」を言わないのです。

いくつかのパターンがあります。

1.「福は内」のみ

成田山新勝寺(千葉県成田市)
成田山不動尊(大阪府寝屋川市)
千本釈迦堂(京都府京都市)
大須観音(愛知県名古屋市)


成田山不動尊

2.「福は内 鬼は内」/「福は内 鬼も内」

元興寺(奈良県奈良市)
天河神社(奈良県天川村)
金峯山寺(奈良県吉野町)
稲荷鬼王神社(東京都新宿区)


天河神社

3.「福は内 (鬼は内) 悪魔外」

仏立山真源寺(入谷の鬼子母神:東京都台東区)
鬼鎮神社(埼玉県嵐山町)

2月2日、3日は全国各地の寺社で節分祭が行われます。
有名人が豆をまく寺(成田山など)、舞妓さんが豆をまく神社(八坂神社、千本釈迦堂など)といった、変わった行事を持つ寺社もあるので、一度行ってみると面白いでしょう。


千本釈迦堂

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