20年間の祭りの変化とは

「20年以上にわたって祭りを見てきた中で、祭りの変化ってどんなことがあげられますか?」

ということ、マスコミさんなどからよく聞かれます。

いくつかあげられるのですが、その中でも最近とくに思うのが

 規制が厳しくなってきた

ということ。

先日、お友達のサイト引っ越しにともなうリンク変更依頼のメールが来たことをきっかけに、20年前にたちあげた趣味のサイトである omatsuri.com の修正作業を行いましたが、20年前当時の裸祭り参加方法を見返してみると、当時はまだおおらかだったんだなあと思うことしきりでした。

裸祭りの変遷が特に激しいようで、香川県の善通寺会陽みたいに、一般参加そのものができなくなっていたり、カバー写真にもある岡山西大寺の会陽みたいに、飛び入り参加できたものが「事前参加登録制」になっていたり、他の祭りでは参加人数に制限が加わったりする祭りもあったりします。

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裸祭りではありませんが、岸和田のだんじりも20年くらい前はまだおおらかな時期があったそうで。
カンカン場から駅へと急ぐとき、通行規制で大きく迂回を強いられていたときに、昔は(本当は当時もやってはいけないのでしょうけど、地元の人いわく)だんじりの後ろを、地元のお母さん方に混じって走っていくという裏技があったとか。今それをやると一発で警察か祭礼関係者につまみ出されるでしょう。

さらに昔の写真を見てると、町の決められた法被ではない、適当なシャツや着物みたいなのを着てだんじりを曳いたり屋根に乗ったりだんじりの横を走ってる人たちも見かけますし、さらに昔は(これは岸和田ではないかもしれませんが)、道を譲る譲らないで他町とケンカしたり、酒を飲んでだんじりの屋根からおっこちる人もいたとか。今から思えば、危なっかしいというか、おおらかというか、テキトーというか(笑)
今では祭り最中での飲酒喫煙は厳禁になっていることも多いし、大きな祭りだと、決められた半纏や衣装や関係者パスを装着してないと規制線の中にいれてもらえないことに。

もちろん安全で楽しい祭りであることが最高なのでしょうけど、祭りの世界にあってすら、ハレの日の楽しさが次第にケの論理に浸食されていってるように思えるのは、気のせいでしょうか?

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