通崎好み

メルマガとオールアバウトの原稿をヒーヒー言いながら仕上げ、今日は「通崎好み」という展覧会に。

通崎好み

着物が普段使いだった大正末期から昭和30年代までの、銘仙などのアンティーク系着物が多数展示されていました。

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何と、ペンギン柄の銘仙。

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昭和10年前後、日本人が初めて南極大陸に上陸したのを記念して作られたと言われている着物です。

明治以降急速に洋装化された男性とは違い、女性は昭和40年代までは着物が普通に着られていたので、このような着物も作られたのです。今だったらこうした流行もの・企画ものは、Tシャツやトレーナーなどで表現されるでしょうけど。

こちらは、マリンバをイメージした着物。銘仙ではなく、現代の着物です。

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実はこれ、インクジェットプリンターで染められたものだとか。
銘仙は「織物」であり、縦糸と横糸との組み合わせで絵柄を表現するという高度な技法。少しでもズレると模様にならないので、細かい柄を表現するには難しいでしょう。
今は、その技法ができる業者は絶滅寸前だそうです。

今回の展示で驚いたのが、須田剋太画伯と小磯良平画伯による、通崎睦美像。
どんなセレブだこのご家族は!と思っていたら、当時は百貨店で有名画伯があなたのお子さんを描きますという企画があったとか。

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本当にスーパーセレブとか、親戚知人に有名画伯がいるとかならともかく、百貨店の企画をうまく使って画伯に描いてもらうというのは、このご家庭の持っている「文化」なのだろうなと痛感しました。
「教育格差の遺伝」の問題でもそうだが、よい教育・よい文化を残して行くには物理的にある程度のお金が必要ではあるが、それ以上に大事なのが、親のもっている文化や考え方なのかなと。

いくらお金持ちでも、親に芸術的センスがないと、娘を美大に行かせたり、有名画伯に娘の絵を描いてもらおうとは普通思わないだろうから。

自分も将来親になったとき、お金だけではなく「文化」をどれだけ受け継いでいけるか、試されている気がしました。

展示場内ではフラッシュ・三脚・携帯電話の使用は禁止ですが、それらを使わなければ写真撮影自体は可能だそうです。スマホではないコンパクトカメラを持参して良かったです。

こんなのが市内の美術館でやっていたことに驚き。東大阪市民美術センター(花園ラグビー場の敷地内)で、29日までやってます。

PS:美術センターの階段には、須田剋太画伯による「若江村ダンジリ夜景」が。やっと祭りのブログらしくなった(笑)。

若江村ダンジリ夜景

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【お祭り情報】

6月2日(明日)
■御田植祭(一人角力)(旧5月5日)【愛媛県大三島町、大山祗神社】

6月8日
■あづち信長まつり(例年6月第一日曜日)【滋賀県近江八幡市安土町】

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