弘前ねぷたの事故

5日夜、男性がねぷた内部で頭を挟まれ死亡した事故。
クビを昇降機に挟まれて即死で、その時点ですべての行事予定が中止となった。

毎日新聞の6日の記事によると、

同署や弘前地区消防事務組合などによると、5日午後8時35分ごろ、男性が参加するねぷた(高さ7.7メートル、幅7.1メートル)の昇降機の点検口(45センチ四方)から内部に頭を入れていたところ、ねぶたの高さを調節する昇降機が動いて頭部をはさまれた。

 まつり関係者によると、事故のあったねぷたは3日夜の運行の際、昇降機の不具合でねぷたの高さを下げられず、電線をくぐれずに約30分立ち往生した。同署は死亡事故との関連の有無を調べる

これが、今回事故の起こった「藤代ねぷた愛好会」のねぷた。
消えてしまうかもしれないので、閲覧はお早めに。

弘前のねぷたは、モーターや油圧ポンプなど機械仕掛けで、上下昇降や回転を行う。電柱や信号を通過するときに引っ込めたり、見せ場をつくったりするのに役立つ。
黒石ねぷたのものですが、回転や上下昇降の動きはこちらの動画が分かりやすいです。

昇降機に挟まれて死亡事故というのはねぷたの有史以来初めてのようですが、過去にも回転体に激突してケガというのはあったようです。

で、運行の改善点をあげ、マニュアルをつくるとあるらしいですが、

「骨組みの知識をもたずに運行すると事故になる」
「町内運行を山車の点検と訓練に充ててから合同運行に臨んでいる」
「安全のために、昇降機などは熟練者がきちんと扱うようにしなければならない」

確かに骨組みや機械の仕組みに熟練することは事故防止に重要ですが、たぶんねぷた祭りをやる人たちはまじめなので、自らミスすることは考えないものなんですね。今回の事故はおそらくある種の不注意が原因だそうですが。

人間の信頼性に依存するシステムは信頼できない

という法則もあります。

これが工作機械や旋盤やプレス機などだと、機械動作部に手を入れてるとセンサーが検知して機械が動かないなどの仕掛けがあります。不注意を防ぐ対策も重要ですが、不注意やバカをやってしまっても事故が起こりにくいシステムもぜひ設置してほしいものです。

こうした事故が起きたら即時中止となり、参加者も観光客もだれも幸せにならないですから。

亡くなられた参加者のご冥福をお祈りします。

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