糸満ハーレーへ

先日6月5日~6日、糸満ハーレーを見に行って参りました。
毎年旧暦5月4日に行われるもので、今年は6月6日でした。

那覇空港からゆいレールで1駅、日本最南端の駅でもある赤嶺駅で糸満行きバスに乗り換え。
糸満方面へは那覇バスターミナル(ゆいレールで旭橋駅)まで行かず、赤嶺で乗換だと分かりやすく、さらに運賃も少し安くなる。

糸満漁港に着いたらすでに前夜祭で、小学生や中学生のハーレーが始まっていました。

さすが沖縄、テントも赤瓦!

前夜祭の夕方には「門中ハーレー」という競争。

門中(むんちゅう)とは「共通の始祖をもつ男性(父系血縁)の集まり」だとか。門中は同じ墓に入るとか、同じ門中だと分かると商談も進むというくらいだから、内地でいうところの「親戚」よりも強い結びつきなのだろう。5500人を越える大規模な門中もあるというから、ひとつの自治体なみである。
この門中同士がハーレーで闘うという。

宿の大将のおかげでご縁をいただき、この門中ハーレーの懇親会にも招いていただいた。着いたときには、糸満名物の芸能である、一升瓶を頭に載せての演芸が行われてた。

この懇親会が終わったあと、近くの居酒屋で名物イカ汁をいただく。

名古屋からハーレーを見にきたというご夫婦と、沖縄の話・ハーレーの話などで多いに盛り上がりました。
実は後日だけど、ライブ感覚ではないけどあえてハーレーのことをブログにしようと思ったきっかけは、今夜その方からメッセージをいただいたことです。応援いただきありがとうございます!

そして翌日、ハーレーの本番日。

宿では、あくびねこと、寝ているねこに癒されました。

これが当日の行事プログラム。市役所や観光協会のホームページにも載っていなかったのではないかな。

糸満市にある西村・中村・新島、3つの村の戦い。これが糸満ハーレーの基本。
御願(ウグァン)バーレー、青年団ハーレー、中学生ハーレー、糸満だけにあるといわれるクンヌカセー(転覆競争)、そして最後は長距離競走である「アガイススーブ」。これらのレースを行い、合計ポイントで優勝が決まるのだとか。

その合間に会社・団体対抗である「職域ハーレー」とか、前日に行われた門中ハーレーの決勝とか、一般参加も可能な名物「アヒル取り競争」なるものが行われます。

沖縄に縁もゆかりもない観光客にとってはどこの村が優勝しようが、すばらしいレースをみせてくれれば嬉しいのですが、地元の村人にとっては自分ところの村のハーレーが優勝したらとても嬉しいもの。

最初のプログラム、御願(ウグァン)バーレーがスタート。

ご祈祷する人が乗り込んでいて、レース後勝った順に白銀堂にご祈祷に行くという、神事性の強いレース。

レースの合間には大漁旗で飾られた「村船」が漁港内をまわり、場を盛り上げている。

青年団ハーレー

子どもたちはレース中も、レース終了後も、漁港の片隅で祭りそっちのけで水遊び。めっちゃ楽しそう!(子どもにつき、顔はぼかしております)

そして、誰でも参加可能な「アヒルとり競争」。
アヒル30羽、スイカ50個、モズクが海に放たれ、参加者は海に飛び込み泳いで取りに行く。取れたアヒルやスイカなどはもちろんお持ち帰りOK。

みごとスイカをゲットした方。

そして、ハーレーは那覇など沖縄各地にあれど、ここ糸満だけにしかないとされる「クンヌカセー(転覆競争)」。
レース途中、本部席前あたりで一斉に舟を転覆させ、そこから舟を元通りにして水をかき出し、再び競争を再開するという、漁師の職業訓練を兼ねた競争だとか。

水のかき出しが不十分だと再度沈んでしまい、復元作業をやり直す必要があり大きくタイムロスしてしまうのがこのレースのポイント。今回、それで沈したチームがあった。

最後のレース「アガイスーブ」2150m、漁港内を何往復かする長距離競走。
各村の精鋭の漕ぎ手が出場する、花形レース。
最初の折り返し。

アガイスーブを制してみごと総合優勝した「新島」。
優勝旗をもって凱旋している。

最後は、ハーレー歌大会。
「ハーレー歌」なるものの披露のほか、こうして琉球舞踊の発表も行われる。

それにしても、これだけ大規模で、これだけ地元民に愛される(そして、地元に親戚のいない単なる観光客が見てもあまり楽しめない)祭りというのも珍しい。ここか、浜松まつりくらいのものかもしれない。

翌日は16日で営業終了という牧志公設市場を見た後、鳥越まつりと、オールアバウトのカンファレンスのために空路、成田へ。

====================================================================

お祭り評論家 山本哲也の提供するサービス
 1.お祭り専門メディアの制作・運営
 2.新聞・雑誌などでの企画協力(インタビュー)
 3.テレビ・ラジオの出演
 4.お祭りに関する記事の執筆
 5.講演・セミナー講師(当面の間オンラインで対応)
 6.その他、日本の祭りに関すること(お気軽にご相談ください)

■ 取材・講演等、お仕事のご依頼・お問い合せはこちら:お問い合せフォーム
お祭り評論家 お仕事依頼

今までのメディア掲載・出演実績はこちら。

関連記事

カテゴリー

ページ上部へ戻る