祭りの集中開催日(株主総会じゃないよ)

全国各地にある様々な祭りに行きたいと思ったとき、それを阻むものがある。「集中開催日」と我々が呼ぶ、異なる祭りが同じ日に集中して行われる現象のことである。

株主総会の集中開催日のように「ほかの祭りに行ってほしくない」「観客の分散を図りたい」といったエゴな理由ではなく、祭りの開催日にはそれぞれ深い意味があり、それに従って祭りを行うとたまたま同じ日になる、というのが主な理由です。

例えば、

1月 1日 (お正月関連の祭り)
1月15日 (小正月関連)
2月 3日 (節分)
2月11日 (建国記念日)
3月 3日 (ひな祭り:旧暦・月遅れも含む)
3月春分の日
4月第1土曜~日曜日、第2土曜~日曜日(特に愛知の祭り)
4月14~15日(春祭り)
4月29日
5月1~5日
6月第1土曜~日曜日(特に関東の神輿祭り)
7月海の日前後
7月14~15日(全国の祇園祭・大阪近辺のだんじり)
7月第4土曜~日曜日(夏祭り・花火大会)
8月第1土曜~日曜日(花火大会・市民祭りの系統が多い)
8月13~16日(お盆行事・盆踊り)
8月第4土曜~日曜日(特に関東の夏祭り)
9月秋分の日
10月第1土曜~日曜日、第2土曜~日曜日(特に愛知の祭り)
10月体育の日前後(特に大阪近辺のだんじり祭り)
10月14~15日(全国的に秋祭り)
10月第3土曜~日曜日
11月3日
11月23日(新嘗祭など、収穫を祝う祭りが多い)
12月13~15日(冬の祭り・事始め・煤払い・義士祭)
12月31日(大晦日・年越し・除夜)

このほかにもあったら教えてください。

行きたい祭りがあっても日にちが重なっていたらどちらかにせざるを得ず、複数年計画くらいたてないと行きたい祭りに行くことができないが、関東の夏祭りや、大阪の秋祭りでのだんじりのように、近隣で行われていて、見るだけだったら「ハシゴ」をすることも可能な場合がある。

大阪府下、泉州地区も河内地区も大阪市内も、この日はだんじり祭りの集中開催日。どこへ行こうか迷うという人も多いかと思います。
私は、元住んでいた地元のだんじりに参加してきました。

今年から新たに衣装が法被になりました。
襟を手で押さえてるのは、風が強かったからです。

こんなギリギリの中をだんじりが通ります。
やりまわしなどしなくても左右に数cmしか余裕がないので、普通に通るだけでも油断すれば家屋の屋根にだんじりの屋根が衝突します。なので注意深く右に左に押して微調整しながら進みます。

夜の宮入。これでこの日の祭りがお開き、直会(宴会)モードに。

帰宅したら午前様でした。

====================================================================

お祭り評論家 山本哲也の提供するサービス
 1.お祭り専門メディアの制作・運営
 2.新聞・雑誌などでの企画協力(インタビュー)
 3.テレビ・ラジオの出演
 4.お祭りに関する記事の執筆
 5.講演・セミナー講師(当面の間オンラインで対応)
 6.その他、日本の祭りに関すること(お気軽にご相談ください)

■ 取材・講演等、お仕事のご依頼・お問い合せはこちら:お問い合せフォーム
お祭り評論家 お仕事依頼

今までのメディア掲載・出演実績はこちら。

関連記事

カテゴリー

ページ上部へ戻る