誰でも参加できる祭りは、地域活性化になるか?

知る人ぞ知る「誰でも飛び入り参加できる祭り」。
かさこ塾のかさこさんが先日、会津柳津の七日堂裸詣りへ取材と撮影に行かれたそうで、こちらに記事があがっている。

会津の奇祭!七日堂裸詣り(福満虚空蔵菩薩圓蔵寺)写真&動画アップ!
http://kasakoblog.exblog.jp/25136135/

地元の人でないよそ者も「祭り」に参加できる!画期的な地方活性化策~会津柳津の七日堂裸詣り
http://kasakoblog.exblog.jp/25142219/

こうした「誰でも飛び入り参加できる祭り」、会津柳津のほかにも、岩手の黒石寺蘇民祭、岡山の西大寺会陽、新潟の浦佐裸押合祭、青森ねぶた、阿波おどり、郡上おどりなど、探せば意外とある。

さて表題の「地域活性化になるか?」
結果的に活性化できるかもしれないけど、それを目的にすると大いに思惑は外れる可能性は大きい。なぜならこれらの祭り、豊作祈願や厄除けなど住民の祈りと感謝のためにやってるわけであって、「地域活性化のために」行われてるわけではないから。

観光協会や宿泊施設などは、地域活性化に期待するけど、当の祭りそのものは地域活性化からは直接利益を得るわけでもない。寄付・賽銭や入場料収入などがあがれば多少は利益になるかもしれないが、多数の来場者が来る行事では警備費用や清掃費用などがバカにならないはず。

今、新たにたちあげる集客イベントなら、参加者が安心して参加できるように仕組みを一から設計することができるけど、こうした伝統の祭りとなると、もともと地元の人による、地元のために行う祭りだから、現在のように交通や通信が発達して全世界からかけつける行事になることが想定されていない。
だから、一般参加を受け入れるとなれば、事故やトラブルに対する責任問題があるので、誰でも入れる部分と、そうでない部分との切り分けが重要となってくる。

なので、誰でも一般参加可能な祭りとなると、「踊り」か「裸祭り」が多い。切り分けが比較的容易だからです。

では何のために苦労してまで一般参加者を受け入れる仕組みをつくるのか。
それは、

 ・祭りの担い手を確保するため
 ・一緒に祭りを楽しむ仲間を募るため
 ・遠方から祭りに来たひとへの「おもてなし」

ではないかと思う。

祭りで地域活性化はできないかもしれないけど、既に住民となってる人の満足度(QOL)をあげることはできるでしょう。それが祭りというものかもしれない。

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