- 2017-1-9
- 祭りの知識

この時期になると決まってニュースになるのが、全国各地の成人式で暴れ、式典進行を妨害したり、無関係の人間に暴力をふるったりといった迷惑行為・犯罪行為をなす暴れん坊たち。
大石氏は「成人式を階級別にすべし」と書かれていた。面白い意見だとは思うが、さすがにこれをあからさまにやるのは問題でしょう。
税金ばかりかかって、目論んでいる現職市長や議員の票にもつながりそうにない自治体主催の成人式は、やめたらいいと思う。
ただ、成人式そのものをやめると、呉服業界が即死するので、さすがにそれは難しい。成人を迎える本人たちも着物を着たいだろうし、何より親御さんが着物を着せたいはず(笑)。
だから、
神社やお寺や青年団が主催すればいい
あえて小学校やその同窓会が主催しないのがポイント。荒れる可能性があるから。(私学の小学校の場合は別)
地域の子供会とか、祭りの青年団あたりが主催して、公民館や神社などでやるのがいいでしょう。これを機会に、祭りに参加する人がでるかもしれないし、青年団の先輩がつくりあげる仕組みにしたら、ヘタに暴れてむちゃくちゃに壊すバカは絶対現れない(先輩にシバキあげられるから)。
生まれ故郷を離れて遠くの大学や会社に行ってるひとは、学校や職場が成人式を主催してもいいでしょう。
各地域の柔道連盟とか空手連盟などが寒稽古や大会を兼ねた成人式にしてもいいかもしれない。カバー写真にした「三十三間堂の通し矢」は、弓道連盟主催の大会でもあります。
全国には、元服や通し矢など、伝統行事に結びついた成人式的な行事が多数ありますが、まさかこんなところで暴れるバカなど、いるわけないでしょうから。
で、これらを実践したら、大石氏が言うような「階級別開催」が事実上実現してしまう可能性はありますね。
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