三社祭の「三社」とは?

明日は京都で葵祭ですよね。

予報では朝から雨ですが、中止・順延になるかどうかは観光協会の公式サイトで分かります。当日朝6時以降に、こちらをご覧下さい。

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三社祭で良く聞かれることとの一つに、
「三社祭の「三社」とは何?」
というのがあげられると思います。

「三社神社」という名前の神社が祭りをやるわけでも※、祭りを執り行う神社が3社あるわけでもない。(三社祭は浅草神社が行います)
「三人の社(やしろ)」という意味です。

では「三人」とは誰と誰と誰?

 檜前浜成(ひのくまのはまなり)
 檜前竹成(ひのくまのたけなり)
 土師中知(はじのなかとも)

漁師である檜前兄弟がある日、隅田川で漁をしていると、一体の像が網にかかりました。
持ち帰ってその像を土地の知識人であった土師中知に見せると、「尊い観音像ではないか」と言われ、自宅を寺として観音像を大切に保管したとか。
それが今の浅草寺の始まりと伝えられてます。

そして、この観音様を見つけた三人も、「三社権現」とよばれる神様として祭られることになったとか。それが後の浅草神社です。

そうしたいわれがあり、明治時代の神仏分離令が出るまでは、三社祭は浅草寺(お寺です!)が神輿を出していたんですね。
なので今でも、浅草寺の境内を神輿が行き交うわけです。

sanja1

※注:「三社神社」という名称の神社、調べてみたら大阪市港区弁天町や、新潟市中央区や、浜松市などにもあるそうです。

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