複数の収入源を確保する重要さ

きょうは第19回ライターズネットワーク大賞授賞式・記念トークの参加+お手伝いに、神楽坂へ。

ゲストは内沼晋太郎さん。
肩書きは「ブックコーディネイター/クリエイティブ・ディレクター/下北沢B&B共同経営者」とあったので、最初、何で旅館経営者が本や出版の話をするのかなと思いつつ、セミナーに。

大賞授賞式 ゲストトーク 内沼晋太郎さん

下北沢B&Bという書店の最大の売りは、ビールを飲みながら本が読めること。
B&Bとは Bed & Breakfast ではなく、 Book & Beer だったのです(笑)。

この書店最大の特徴は、収入を複数化していること。
ふつう書店といえば、本の売り上げだけに依存しているものですが、ここ下北沢B&Bでは、

1.本の売り上げ(書店だから当然か)
2.ビールの売り上げ
3.家具の売り上げ(通常なら什器扱いの書棚やテーブルが、ここでは売り物に!)
4.トークイベント(毎日何らかのイベントを主催し、その参加費が売り上げに)

と4つ収入源があるわけです。

最近では書店がどんどん潰れているのが社会問題になってますが、そもそも今の都心では本の売り上げだけで店を維持するのは、超大型書店以外では、ほぼ不可能なのだとか。
しかも日本では本は定価販売で、原価率も高いので、経営努力がしにくい商材だといいます。

なので、書店を続けようと思えば、収入源の多様化に向かわざるを得ないというわけです。

私が高校時代のころ、近所の書店では検定試験の受付とか、写真DPEの取次などもしていましたが、今は少子化や、デジカメやスマホの普及で、そのどちらも難しくなりました。

我々の仕事も、本業に影響しない範囲で、収入源の多様化を考えようと思ったトークイベントでありました。
内沼晋太郎さん、ありがとうございます。

PS:この書店のドメイン名、よく見たらBookandbeerだった!
セミナーに行く前には、講師の所属する会社/組織のウエブサイトを事前に見ておく予習がいかに大事かをあらためて痛感しました。
下北沢B&B

また、ビール片手に本が読める店内の様子は、こちらに詳しいです。
ビール片手にほろ酔い気分で選べる本屋さん下北沢B&Bに行ってみた」(ガジェット通信)

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