伝説を作ったらダメな3つの例とは?

1.「伝説は創作である」というのを明記しない場合
2.伝説によって特定の個人や団体の尊厳を損ねる場合
3.国益を損ねたり、隣国を怒らせたりする場合

本日は「羽鳥慎一モーニングショー」をご覧いただきまして、ありがとうございます。その専門家コメントから検索して、ここにたどりついた方もいらっしゃると思います。

20年前に、北海道標津町で町おこしのために「ウラップ伝説」という、史実とは違う伝説をつくってまで「水・キラリ」という祭りを始めたのが是か非かというので、町が揺れている話。
参考:「町おこしのため、伝説を「創作」した北海道・標津町…「ウラップ伝説」が作られた経緯を担当者に直撃」Jタウンネット

私個人としては、他の人の迷惑や実害を防ぐためにも、冒頭にあげた3つの条件を外せば、アリだとは思います。
歴史学者や民俗学者が困るという話もありますが、それらをかきわけて史実を探求するのもそういう学者の仕事ですし、伝説をつくってまで祭りを作り上げるというケースは、民俗学者に新たなお仕事(研究課題)をもたらしているともいえます。最近ではyosakoiソーランが民俗学の研究課題として博士論文を作られたという話を聞きます。

それでも数百年後の歴史学者が困るというのであれば、「伝説は町おこしのための創作である」というのを祭りの資料として明記・保管すればいいでしょう。

ただ、伝説をもとに祭りがつくられた例が本当にないのかというと、かつてはたくさんありました。
古くは古事記の伝説に基づく、島根県の青柴垣(あおふしがき)神事や諸手船(もろたぶね)神事、比較的新しい例では青森ねぶたでも「坂之上田村麻呂伝説」が用いられています。戦後以降、新たに創作されたという例を聞かないというだけでありまして、もしありましたらお問い合せフォームにてお知らせください

それにしても、伝説を創作までして祭りを盛り上げたというのは、とても策士だなと思いましたね。

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