YOSAKOIソーランの思い出

今日から、札幌ではYOSAKOIソーランが開幕とか。

昔、こいや祭りのスタッフをしていた時代に一度だけ踊りに行ったことがあるのだが、好きとか嫌いとか良いとか悪いとかではなく、

 何とも言えぬ違和感というか、もやもやした感じ

を抱いたまま帰ってきました。

yosa3

札幌味噌ラーメンは美味しかったので滞在中に2度3度食べたし(違)、プロのダンサーみたいにうまい踊りや、学生ボランティアによる必死な運営とか、地方車の大音量(これが地元の人にいやがられる最大の原因にもなっているのだが)とか、いろんなものを感じたのだが、最大の驚きは、

 祭りなのに、ダイヤに非常に正確

最近は警察の道路使用許可などの関係で、交通規制の時間を守らなければならないという事情から、時間通りに行われる祭りが増えてきたのですが、だいたい祭りの行事予定なんて、祭りを終わらせたくない人ががんばるので「遅れる」のが当然の世界。

なのに、YOSAKOIソーランでは、どこそこ会場で14:54にチーム何何が踊ると時刻表に書かれていたら、どの会場でも時間に1分の狂いもなく始まったのに驚きでした。JRのダイヤより正確じゃないかと思うぐらい(笑)。
たまに1分遅発だと思ったら、自分の腕時計が1分遅れていただけというオチだったり。

元祖高知のよさこいに感化されて始まったとされる祭りなのに、高知でも感じなかった違和感を強烈に感じて帰ってきました。逆に、これが、祭りとは何ぞやということを今でも考え続けているきっかけとなったのですが(苦笑)。

参加者と観客・そして「収益」の拡大を目指して急激な発展を遂げてきた、その独特の歴史や思想と無縁ではないかと思ったのは気のせいかな?

PS:新千歳へと向かう飛行機の窓から、八郎潟が鏡のようにキラキラしてたのをいまだに覚えている。

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【お祭り情報】

6月5日(明日)
■県祭(~6日)【京都府宇治市、県神社】
■但馬久谷の菖蒲綱引き【兵庫県新温泉町久谷地区】

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